
Dの力作!その後ろにはNとKの逸品。

Bon appetit!

パエリアも、美味しい!!

Merry Christmas!! (Present from R-chan)
メリー・クリスマス!
長いトンネルを抜けると、雪国が…。 待ちに待ったクリスマス。
約3週間ほど続いた今回の最終試験期間中はよく、SIPA6階で明け方まで過ごした。特に、もうすぐ卒業する春入学のRちゃんとは、よくしゃべった…、いやいやよく勉強した。六階族の皆さん、お疲れ様でした。
試験中、ニンジンがないと馬車馬のようには走れない、という名目のもと、Rちゃんと懸案のクリスマス・イヴ作戦を練り始めた。我が家のルームメイトは、二人とも休暇で米国を離れ、アパートはからっぽになる。25年来のストライキ@NYにも負けず、同級生たちが帰省・越境ラッシュに揉まれる中、残されし私たちは考えました。うちのアパートで、オーソドックスにクリスマス・パーティーでもしようか…。家族も恋人もない我が友人共が、路頭を彷徨うのは見ていられない…。
『Singlers' Safety-netの会』と揶揄されながらも、試験勉強の合間を縫い、深夜の6階にて公正・厳選たる審査をRちゃんと始める。結果、選び抜いた(主にシングルの)シェフたちに、少しずつ声を掛けはじめる。試験後は、風邪っぴきのRちゃんにラタトゥイユを作りながら、今度はメニュー案を一緒に練る。途中、メイン・ディッシュを、ロースト・チキンにするか七面鳥にするかで、紛糾。終いには、チキ面鳥じゃなきゃクリスマスじゃない!と、口論にまでなりかけた結果、最後は私からロースト・ビーフの妥協案を提示し、友情は保たれる。さすが安全保障G仲間、両者ともに Conflict Prevention & Recovery を心得ている。
とりあえず、試験期間中に底をついた我が家の食糧棚を見て、買出しにでかけることにする。かぼちゃのクリーム・シチューをメニューに入れたかったけど、適当な大きさのかぼちゃがない。洋梨がおいしそうだから、サラダにしよう…。近所の道端で売り始めた、等身大のもみの木も、15ドル(+10ドルの支え)で仕入れる。よっこらよっこらアパートまで持ち帰ると、部屋はもみの木のいい香りに。貧乏学生にこれ以上の飾りは贅沢…と思っていたら、本番前夜、Rちゃんが国連のクリスマス・オーナメントをプレゼントしてくれた。感動。;; 妥協案出しておいてよかった…。(違うか。)そして彼女は全てのmissionを私に託し、8年来の彼と、彼の実家s@マサチューセッツへ、旅立っていった。
前夜10時。しばらく使ってなかったオーブンの掃除も済み、さあ、私はこれから仕込み開始。試験期間後半、よく一緒に過ごした六階族深夜組Aちゃんも、うちに来た。サングリアとロースト・ビーフを、二人で仕込みはじめる。お昼のおつまみ用にと、ビーフ・シチューも作る。お~、美味しい、さすが! 深夜3時半、準備完了!! お疲れ~、おやすみ~。
…しかし、Aちゃん帰宅後、いまいちワインが利いてなかったかなー…、なんて思いなおした私が悪かった。ちょっとワインを足して、アルコール分を飛ばそうと鍋を弱火に再びかけたまま、「一瞬だけ」とメールをチェック…。お、国連フォーラム、安全保障Gの来年度計画案ご意見締め切りは、今夜だったっけー…。
焦げる匂いに気づいたのは、30分後…、いや1時間後だった。後に残ったのは、変わり果てたビーフ・シチューの姿…。;; バリバリのお焦げをとっても、やはりにがみが残り、とても人に出せたものではない…。ふと冷蔵庫を見ると、ルームメイトが貼ったマグネット「Always make new mistakes」の文字…。ここまで焦がしたのは、確かに初めてだわ…。失意に枕を涙で濡らしながら、眠りにつく。幸先、悪い。どうして、こうなっちゃうの…。Aちゃん、ごめんね。
さて、一夜明け、気をとりなおして、メリー・クリスマス。午後2時くらいからシェフが、順々に到着しはじめる。私に至っては、明け方、お焦げと奮闘していて、掃除もメニューのプリントアウトも、まだできてない…。みんなのおつまみも、焦げはあるけど形がない…。しかし!ショックから立ち直りきれていない、私のオロオロっぷりに危機を感じた、シェフK,N,A,Dの対応は素早かった。メニュー最終版を決定し、レシピを複数プリントアウトして、足りない食材をリストアップ。買出し部隊と調理部隊とに別れ、私は一人お掃除部隊へ…。さすが、あれだけ厳選した甲斐があった…、選び抜いた私の優秀なシェフたち…。
そうこうしているうちにシェフCも到着し、お陰様でようやく順調に事が動き始める。買出し部隊も戻り、残りのメンバーも、ぼちぼち到着しはじめて、代わりのおつまみやザイヤのケーキ、ワインも揃いはじめる。テーブル・セッティングもばっちり。午後6時には、ほぼ完成~!みんなで、あーだこーだとわいわい言いながら、ワインを片手に、美味しいものが作れたら…、という私のささやかなクリスマスの願いは叶った…。神様、有難うございます。
クリスマス・メニュー(10人分) 【リンクは参考にしたレシピ】
洋梨とフェタ・チーズのサラダ
ロースト・ビーフ
パエリア
ラタトゥイユ
手巻き寿司
抹茶ケーキ
赤・白ワイン
コーヒー・紅茶
Dの力作、ロースト・ビーフは、いい焼き具合だったね~、料理は何事も(腹も)8分目でやめとくのが大事だね、と私は学んだよ。男の手料理パエリアは、本当においしかった、K君! Nさんのも! 洋梨のサラダと手巻き寿司も、美味しかった、抹茶ケーキも~…と挙げ始めたら、きりがないのでやめておく。シェフの皆さま、お疲れ様です…。食後は、DとCサンタとでガチンコ議論が繰り広げられ、これまたおもしろかった。とってもfestiveなクリスマスを皆さまと一緒に作れて、私は幸せでした。
一方で個人的には、NYでのこの1年で出会った・再会した、SIPA同級生と長年縁がある旧友3人とを招いての会だったので、計画中からとても特別に想い、感慨深かった。中高の同級生・弁D、大学時代の船の同期でN時代も一緒だったPDのA、東ティ山奥のアイナロで運命的に出会い、NYで運命の再会を果たした国連PKO局のC、加え最近ガーナにインターンへ行ったSIPA同級生Nさんやその他の皆さん…。あちこちを飛び回った我が半生を網羅するかのように、異なる時代の私をそれぞれ知っている、縁深い面子。たまたまNYで再会し、イヴに我が家へお招き。30歳になってやっと初めて、自分が一本に繋がった気がして、昨日は本当に嬉しく光栄だった。
20代の幕を閉じ、30代の幕を明けた今年、2005年がもうすぐ終わろうとしている。この10年は随分あちこち外へ飛び回ってしまったが、ガーナや東ティモール、東京、NYで、かけがいのない日々を送ったような気もする。これからの10年・30代は、できれば好きな仕事に就いて、こんなふうにおいしいワインを片手に料理を作って、楽しい仲間に囲まれ議論・談笑する、落ち着いて充実した日々を過ごせることができたら、幸せこの上ないんだけどな~。やれやれ、どこの国での話に、なることやら…。
ということで、遠くにいる皆様、お近くにいる皆様、なかなかご挨拶ができずにいる皆様、どうか、それぞれの土地でそれぞれの素晴らしい休暇を過ごされるよう、心よりお祈り申し上げます。
Best wishes,