とうとうやってきました。今は明け方、窓の外は、今年初めての本格的な雪が、しんしんと降りつづいています。先日、この冬初めての雪が降って以来、今日は二度目かしら。真冬用のセーターとコートと手袋も、ようやく戸棚の奥から出してきました。NYの冬が、またやってきました。
今は朝6時。今日午後提出の学期末試験(take-home exam)が終わらず、徹夜明けです…。;; 今学期は、つらい。更にこの1~2週間は恐ろしかった。統計と経済の宿題を、おととい昨日と提出し、経済のグループ・プレゼンもやっと火曜日に終了。そして今は、明日提出の Politics of Policy Making(政策政治)の授業の課題、ドイツかアメリカの移民政策をケースにメモを書いている。週明け月曜日はPublic Managementの授業で、米 Department of Homeland Security の manegemant issues についてプレゼン。そして金曜日には経済の試験。そしてまた週明けて火曜日に統計の試験。苦しい…。本当にクリスマスなどやってくるのだろうか…。
おととい終わった経済のプレゼンのテーマは、日本のコメ農家への新補助金制度案についての経済分析。夏のサマーからお世話になっている優秀な官僚組メンバーK,R,Yとご一緒させていただいたおかげで、とてもとても勉強になりました。前日の夜は、読み上げ原稿もRちゃんに1時間ちかくかけて見てもらって、書き直し。よって、プレゼンスライドも直したりして朝の4時までかかった。プレゼン自体は、トリを収め、なかなか好評だったよう。きっと今学期一番の思い出。
一方、Public Management のクラスでは、7つあったケースのうち、3~4のケースを選んで、メモと呼ばれるアドバイザリー・メモを書いた。結果的に、たまたま私が選んだケースは、security 関係が多かった。かつてNYの治安が最悪だった頃ジュリアーニ前市長時代に行われたニューヨーク警察(NYPD)改革のケース、9/11で多くの犠牲者を出したニューヨーク消防署(FDNY)のstrategic planningについてのケース、炭素菌(Anthrax)で大きなCrisis Managementを迫られた郵政省のケース。それぞれ、Directorのアドバイザーになった気で、たどたどしいメモを書く。ちなみに私は選ばなかったが、他には、教育省、水道局、雇用などについて、人事や民営化についてなどのケースがあった。そして来週月曜日のグループ・プレゼンは、9/11後に作られ、カトリーナの対応で批判が集中しているHomeland Security省について。これが、ちっとも進んでいない。不安。
他方のPolitics of Policy Making のクラスでは、様々な政治アクターと利害関係をもとに、どのような政策を立案するか、いかに法案を通すか、どのように政策を施行するかについて、同様、ケースをもとにメモを書いてきた。Los Angelesにおける刑務所建設法案と住民反対運動のケース、京都議定書に署名をしない米政権における環境法案とビジネス界の反対のケース、USAIDの緊急食糧支援改革法案と米農家反対のケース、そして今回の移民政策法の施行。特に最後の移民政策については、もともと関心もあったが、ドイツのケースを読むにつけ、先進国と途上国の問題を繋げ、難民問題、国家間の経済格差、高齢化社会、グローバライゼーションという現代の課題を考える上で、改めて重要な問題と再認識させられた。急速な高齢化が進む日本も、他人事では済まない時期が来ている。
どちらの授業もそれぞれ、メモの出来は拙く悪かったが、ケース自体はおもしろかったし勉強にもなり、知識の幅も広がった。でも未知の領域を新しく勉強するというのは、なかなか苦しいことであります。これまで、途上国のFailed stateと呼ばれる国や紛争後の復興、crisis prevention & recovery、nation-building(国造り)を見てきた中、一方でDemocracyとGovernanceの「あるべき姿」について、国家や三権分立、行政、司法、立法、そして公共政策を学ぶ必要をひしひしと感じ、選んだMPAでした。が、「苦しい」の一言です。domesticネタが多く、motivationを高めるのに、一苦労。好きな国際関係を選べば、もっと楽しかったろうに…。でも、自分の中で決定的に欠けていた「視点」を学べる、というのは、苦しい分、有難い機会でもあります。
と思いなおし、言い聞かせ、え~、逃げていないで、そろそろ今日午後5時提出のメモに戻ります…。は~、終わりますように…。提出に走って転ばないよう、雪用の靴も出さなくては。歩いたら、きゅっきゅ、鳴るかしら。
Friday, December 9, 2005
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