(This piece was written during the internship period last summer)
インターンを始めてから最初の一週間は、ずっと耳が痛かった。歳を重ねるにつれ、反省することが日々多くなると、こうまで耳も痛くなるものか…とも思ったが、今一度考え直してみると、どうやら高いところに上りすぎたのが原因らしい。…37階, USG Office (DPKO) 。 ある日突然、高速エレベーターで上り下りをはじめたら、唾を飲みこんでも、気圧の変化にうまく耳を調節できない。片耳だけツーンとなったままなので、人の 話にもなかなか集中できない。しかし、三日目には、ヒズボラとイスラエルの交戦が始まり、そんなことも言ってられなくなった。そうこうしてるうちに、気付 いたら最近はもう耳も慣れたようだ。
私の今のインターンの主な仕事は、国連平和維持活動に関するメディア・モニタリング。週3日、朝6時 に起きて出勤し、朝9時過ぎから始まるディレクター会議に出席するボスのため、重要な記事をピックアップして資料を作る。今は、毎日、日本以外の世界中の メディアを賑わせている中東危機とレバノン・ミッション(UNIFIL)に関する膨大な記事と分刻みで目まぐるしく変化する政治動向に追われている。
戦況や国際政治の動きだけでなく、1970'sの古典的な平和維持軍の 無力さ(停戦が破られた後の停戦監視団の切なさ)、新しい平和維持軍の形とマンデイトについて、安保理のジレンマ、Troop Contribution Countries (TCC) について、毎日世界中から記事が出稿される。AP、ロイター、AFP、DPA、新華社通信、New York Times、International Herald Tribune、Washington Post、Financial Times、CNN、Fox、BBC、Le Monde、El Pais、Deutsche Welle、New York Sun(NYユダヤ系新聞)、Jersalem Post、The Daily Star(レバノン紙)、Al Jazeera、シリアやイランなど、それぞれのメディアが、それぞれの政治動向や世論の動き、op-edを載せるので、それら各国の政治動向、論調や批 判記事を追う。また、安保理に毎回、状況を報告をしている事務次長(平和維持活動担当)の発言や記者会見も引用されるので、そちらも漏らさず追う。政局に 合わせてイスラエルやレバノン政府から出されるstatements、記者会見や談話や声明、各ミッションから届く、コード・ケーブルにも目を通す。毎 日、media monitoring reports を作るほか、fact-finding researchesをする。
同時に、約20ほどある他のPKOミッションに関する記事もモニターする。レバノンに関する膨大な記事に目を通したあとは、コンゴ、スーダン、グルジア、コソボ、東ティモール、ハイチなど、それぞれ派遣されているミッションや政治状況についてモニターをする。毎正午には、事務総長報道官会見(Noon Briefing)もモニターする。PKOに関する記者との tensed なやりとりの note を作る。
7月末、peacekeepers 4人がイスラエル軍による攻撃で 殺された。その直後には、コンゴで初の民主選挙が実施された。アフリカの大戦と呼ばれ、何カ国もの利害が複雑に絡み合った内戦-大戦に、歴史的終止符を打 つ記念的な選挙にも、メディアのアテンションを振り向けるため、Lebanon危機でうずうずしているジャーナリストを前に、事務次長自らによる記者会見 を30分ほど行う。事務総長もハイチへの訪問を取りやめない。同時多発的な国連のマルチ・タスクに舌を巻きつつ、最近は掃いて捨てるほど毎日各国から沸き 出てくる国連平和維持活動に関する記事の膨大さを、事務次長室 (USG Office) のために、一人で追うことにプレッシャーを感じ、少しくたびれてきた。でも、面白い。この simultaneous multiple attentions の ethic こそ、ずっとmass-mediaで探していたものだったと思う。
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